8月10日より、調査に出かけます。今回はいつも以上に欲張った日程で移動が多いため、いかに荷物を減らすかが頭が痛いところです。写真機材が多く、コンピュータもあるので、必然的に荷物が重くなります。今年奮発してEos5 MarkIIを購入しましたので、ビデオカメラを兼用できるようになりました。後は、外部充電のできる小型デジカメと、Mamiya7、それに付随する充電器、三脚が必要になります。
まず、シドニーに入り、そこからポートヴィラに移動。3日滞在してヌメアに移動。1週間滞在し、メルボルンに移動。4度目のタツラ強制収容所跡訪問をしてシドニーから帰国というスケジュールです。
今回は、ポートヴィラ、タツラでの撮影、ヌメアからティオに移動して来年予定されている移民120年祭のミーティングへの参加が主な目的です。後は時間の許す限り公文書館に通います。特に、シドニーでずっと探していた資料が見つかったので、それをなんとか見に行きたいのですが、街の中心から遠いのでそれができるかはまだ未定です。
オーストラリアの国立公文書館は、インターネットで未公開の書類を申し込むと、書類が一般公開できるか審査し、さらに希望すれば(有料)それをデジタル化してサイトにあげてもらうことができます。遠隔地にいても資料を見られるとても便利なシステムなのですが、私はどうしても資料は手にとって見たいと思います。資料が経た時間をあわせて感じたいからなのです。
この過密スケジュールの隙間に、聞き取りなどいろんなアポを入れていきます。それにあわせて私に時間をくださる皆さんに感謝です。
大学の仕事から解放され自由に研究できる夏休みがだんだん短くなってきましたが、それでもこの時期休みがとれるのは有り難いものです。それに南太平洋への脱出は避暑であり、節電にもなり一挙両得なのです。