丸2日かかったDomani展の搬入を終え、初日の懇親会に出て関西に戻り、昨日から今度は京都市美術館で指導している学生たちの卒業制作展の搬入をしています。同じ美術館でもなんと室温の違うことでしょう。
さて、Domani・明日展、マルイさん、アートベンチャーショウの皆さん、展示品を貸してくださった村山さん、DVDを焼いてくれた中澤君、1月27日のプログラムデザインをしてくれている浅野君、いろんな方のご協力で、とうとう始まりました。初日に会場を回って、素晴らしい展覧会に参加できたことを光栄に思いました。
実は、私は東京での展示は初めてです。早速いろいろブログに書いてくださった鑑賞者の方々の反応に、素直に驚き、感謝しています。
ニューカレドニアの二世から、「わたしたちのお父さんが何処から何のために来て、どうして戦争が終わっても帰ってこなかったのかを教えてほしい」と言われ、それを視覚・聴覚をつかって芸術の手法で展開してきました。それが今日の私の制作活動につながっています。
文化庁の派遣で海外研修ができたおかげで、聞き取りと資料調査はかなりのところまですすみました。その成果が、今回たくさん書いたテキストの中にあります。どうか、お時間のある限り読んでみてください。
大学の紀要の締め切りにも追われています。今回の主題は、「ニューカレドニアの沖縄系移民の子孫は、どのようにしてウチナーンチュになるか?」というものです。