2013年10月11日(金)、拙著『マブイの往来』(人文書院)の帯を書いていただいた細川周平先生からのお誘いで、日文研主催の講演会に参加することになった。一般対象の講演会で500名も入る会場らしいので、私の経験上もっとも大勢を対象に話すことになる。
先生からの依頼メールには、誰も知らないニューカレドニアについて話して驚かせてください、ということだった。細川先生は、移民研究者のなかでも個性的でスケールが大きい方なので、私はいつも先生の研究には感服している(つまり好きなのです)。
さてこの講演会、テーマが興味深い。「画像資料による日本人移民史への新視点」ということで、やっと画像資料をテキストの補足としてのみ捉えることから(私の偏見???)、少し視野が広がってきたのだと思うと嬉しい。「写真」に関わるものとして、「写真」がもつ情報量の豊かさについて話すことに俄然はりきっているのだが、よりわかりやすく、しかし最後はいろいろ考えさせられる、そんな内容にしたいと思う。
今回の講演会は、テーマにそって、満州、ブラジル、南洋という地域についての3つの報告で構成されている。ニューカレドニアは「南洋」というくくりに入るが、日本の統治下にあったわけではないので、所謂「南洋」のイメージとはやや異なるが、気候や先住民族の状況は似ているところも多いのでいいとすることにしよう。
☟ちらし☟をご覧の上、是非お出かけください。
日文研講演DM2013